システム更新のタイミングに合わせて、チケット販売・施設運営基盤の全面刷新へ
――インタビューにご対応いただく皆さんの職務と、チケッティングシステム刷新プロジェクトでの役割について伺います。
鈴木 泰弘氏 経営企画部でITを担当しており、システム面の検討やパートナー企業各社との調整を主に担いました。
鈴木 健大氏 同じく経営企画部所属ですが、営業の立場からバリアブルプライシング(変動価格制)の設計やチケット体系の整理を担当しました。
佐藤 彩子氏(以下、佐藤氏) 所属は観光営業部です。システム刷新の当時は、入場ゲートやチケットカウンターの運営、団体旅行の受け入れをを担当し、プロジェクトでは団体予約の申請・受付プロセスの見直しを担いました。
――チケッティングシステムの刷新に乗り出した背景をお聞かせください。
鈴木 泰弘氏 当社は2012年の東京スカイツリー開業以来、オンプレミス環境でチケット販売・入場管理システムを運用してきましたが、更新時期を迎えたことに加え、長年のカスタマイズで構造が複雑化し、事業環境やニーズの変化への柔軟な対応が難しくなっていました。そこで、より効率的かつ安定的に運用できるシステムへの全面刷新に踏み切りました。
東武タワースカイツリー株式会社 経営企画部 課長 鈴木 泰弘 氏
――刷新で目指したことは何でしょうか。
鈴木 泰弘氏 最も重視したのは、将来を見据えたチケット販売・事業運営基盤の確立です。主に目指したのは「変動価格制の導入」、購入から入場までをQRコードでつなぐ「直接入場(ダイレクトイン)」、団体予約受付をデジタル化する「団体予約Webサービス」の3つで、いずれもお客様の利便性向上と業務効率化の両立を狙ったものです。
鈴木 健大氏 変動価格制の導入は経営上の決定事項で、システム対応は必須でした。また、営業の観点からは、個人・団体・販路ごとに管理されてきたチケット在庫を一元管理することも目指しました。
佐藤氏 団体予約のプロセスは従来、電話・FAXでの予約申請と回答という手作業負担の大きい流れでした。お客様が空き状況を確認する手段もなく、問い合わせも多く寄せられていました。こうしたアナログな業務の負担を、デジタル化によって大幅に軽減したいと考えました。
東武タワースカイツリー株式会社 経営企画部 課長補佐 鈴木 健大氏
東武タワースカイツリー株式会社 観光営業部 課長補佐 佐藤 彩子 氏