2026年10月6日

パナソニック デジタル、日本ジェネリックと医薬品製造特化型MES「MP-Connect for Pharma」の本格稼働を開始

~GMP省令対応と製造ノウハウを結集し、医薬品業界の製造DXを推進~

パナソニック デジタル株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役 社長執行役員:阿部 裕、以下、パナソニック デジタル)は、日本ジェネリック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上 祐弘、以下、日本ジェネリック)つくば工場において、医薬品製造業務に特化した製造実行システム(MES)「MP-Connect for Pharma」の導入を完了し、2026年8月より本格稼働を開始しました。

「MP-Connect for Pharma」は、パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:森田 雅史、以下、パナソニック プロダクションエンジニアリング)が長年にわたり培ってきた製造現場の知見とMES開発技術をベースに、医薬品製造業界特有の品質管理・製造管理要件(GMP省令等)に対応するシステムとして開発されたものです。パナソニック デジタルと日本ジェネリックの協働により、現場要件に即した導入・定着化を推進し、製造記録の電子化、トレーサビリティの向上、業務標準化を実現することで、医薬品の安定供給と製造DXに貢献します。

「MP-Connect for Pharma」開発・導入の背景

医薬品業界では、品質保証の高度化や製造情報の電子化、製造記録の厳格な管理・保管に関する要請が年々高まっています。とりわけジェネリック医薬品においては、安定供給体制の強化と高い品質の確保が強く求められており、製造現場のデジタル化・ペーパーレス化は喫緊の経営課題となっています。
こうした課題を解決するため、パナソニック デジタルおよびパナソニック プロダクションエンジニアリングは2023年より日本ジェネリックとの協力体制を構築し、医薬品製造現場に適したMESの開発を進めてきました。現場での実運用評価を経て、このたび日本ジェネリック つくば工場において本格稼働を開始するに至りました。

GMP省令に基づくCSVガイドラインに準拠した導入を支援します

プロジェクトの推進経緯

開発段階から日本ジェネリックの現場担当者とパナソニック デジタルおよびパナソニック プロダクションエンジニアリングの技術者が密接に連携し、実際の製造現場における業務フローや運用要件を詳細に抽出・整理しました。
製造指図管理、作業実績収集、製造記録管理、トレーサビリティといった医薬品製造特有の業務要件をシステムへ的確に反映し、段階的な検証と改善を重ねることで、現場での実効性の高い運用体制を構築しました。

<「MP-Connect for Pharma」の主な特長>

  1. 1. 医薬品製造業務・GMP要件に対応したMES
    製造管理・品質管理要件に適合し、電子SOP(標準作業手順書)による作業手順の標準化および製造履歴の一元管理を実現。
  2. 2. 製造データの電子化による業務効率の向上
    紙帳票中心の運用から電子化への移行を支援し、実績・品質データのデジタル化を推進。データ収集および記録業務の効率化を支援。
  3. 3. 高いトレーサビリティの確立
    原材料の受入から製造、出荷に至る工程の情報をデジタル管理し、迅速な履歴追跡と品質保証業務を支援。
  4. 4. パナソニックグループの現場改善ノウハウの活用
    国内外の多様な製造現場で培ったMES活用技術と知見を組み込み、継続的な現場改善活動を促進。

主な対象分野

  • ジェネリック医薬品製造工場
  • 医薬品製造工場
  • サプリメント、健康食品などGMP対応が求められる製造工場

導入によって期待される業務変化

導入前

導入後

紙帳票による記録管理

製造記録の電子化・ペーパーレス化

製造状況の把握に時間を要する

リアルタイムな進捗可視化

トレーサビリティの履歴確認に多大な工数が発生

迅速な履歴追跡

属人的な作業・管理

標準化された製造オペレーション

今後の展望

パナソニック デジタルとパナソニック プロダクションエンジニアリングは、今回の日本ジェネリック つくば工場での稼働実績をモデルケースとして、「MP-Connect for Pharma」の機能強化と医薬品業界全般への展開を加速させます。
医療用医薬品・ジェネリック医薬品メーカーをはじめ、GMP対応が求められる健康食品・ヘルスケア分野の事業者へ広く提供し、製造品質の向上、データ活用、ペーパーレス化を通じた製造DXの実現を支援していきます。

▼パナソニック デジタルのMESソリューション
https://www.panasonic.com/jp/business/its/mes.html

※ MES(Manufacturing Execution System):製造実行システム
※ GMP(Good Manufacturing Practice):医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理の基準
※ 厚生労働省「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン」準拠
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb6573&dataType=1&pageNo=1

日本ジェネリック株式会社について

日本ジェネリックは、調剤薬局大手の日本調剤株式会社の100%出資により「優れた医薬品をもっと広く、もっと身近に」を企業理念として発足しました。その特長は、日本調剤が培ってきた医療・医薬業界での実績と信頼を礎として、医薬品処方の現場における患者さまの声や医療従事者のさまざまなニーズを把握して、ジェネリック医薬品の研究・開発を進めています。日本ジェネリックでは、高品質なジェネリック医薬品を安定的に供給し続けることにより、患者さまの安心や負担軽減のみならず、逼迫する国の医療費低減にも貢献すべく製品開発・供給に取り組んでいきます。

https://www.nihon-generic.co.jp/

パナソニック デジタル株式会社について

パナソニック デジタルは“つなげる、デジタルの力で。”をスローガンに掲げ、パナソニックグループの先進技術と豊富なノウハウの融合によりデジタルによる価値を創出します。
BtoB事業(くらし・しごと)の貢献拡大を図り、パナソニックグループ内で培った製造DX、グローバルERP、ICT基盤構築・運用サービスなどの経験を活用し、お客様の「くらし」や「しごと」に寄り添ったITソリューションを提供していきます。

大阪本社:〒530-0053 大阪府大阪市北区末広町2番40号 Panasonic XC OSAKA
東京本社:〒104-0061 東京都中央区銀座8丁目21番1号 住友不動産汐留浜離宮ビル23階

製品・サービスサイト https://service.digital.panasonic.co.jp

パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社について

パナソニック プロダクションエンジニアリングは、製造現場で培った知見とエンジニアリング技術を活用し、製造業向けのソリューションを提供しています。

MP-Connect製品サイト https://www.panasonic.com/jp/company/ppe/products/mp-connect.html

以上
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先(報道機関窓口)

パナソニック デジタル株式会社 
E-mail:pd-press@ml.jp.panasonic.com

製品に関するお問い合わせ先