1000万点を超える商品情報のデータ更新自動化で
外部サイト連携の課題を解決し、売上増加にも貢献

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研究・産業分野向けのカタログ・ECサイトの販売に強みをもつアズワンでは、商品点数の増加に伴い、商品情報の外部サイト向け加工や価格改定を手作業で行うことに限界を感じ、データ連携の効率化を目的にASTERIA Warpを採用。パナソニック デジタル株式会社(以下、パナソニック デジタル)の支援を受けながらデータ連携自動化の基盤構築を進めると共に、EC企画グループ内での一定レベルの内製化を実現させました。

導入のポイント
商品のマスター更新対応だけで、SAP Ariba購買システムの商品情報へ自動反映する、SAP連携を構築
大手ECサイト出品で市場価格変更に合わせ自社価格を迅速に更新、競争力のある価格設定を実現し、売上増加
パナソニック デジタルの支援により、ITスキルに依存せず、データ連携環境を内製で作れるように
課題
  • 外部サイトの価格更新作業が手作業では手に負えない

  • 価格変動に対応できず販売機会を逃している

  • EC企画グループでデータ連携環境を内製したい

解決
  • 外部サイトの価格更新をマスタ更新時に自動反映

  • 出品先の環境変化には情報取得から反映まで自動化

  • 改修・連携先を増やすことを見据えた内製で使えるテンプレート

1000万点を超える商品情報のデータ加工を行うためにASTERIA Warpを導入

――ASTERIA Warp導入の経緯を教えてください。

谷崎氏 弊社は総合商社として、常時1000万点を超える商品を取り扱っています。それら商品のリストに、例えば価格の改定、廃盤、新商品の追加などの変更があった場合、社内のデータベースと共に、お客様側の購買システム「SAP Ariba」を更新するための商品情報データの加工も必要です。

今までは年に1回その作業を、EC部門の営業担当がExcelを使って、手作業で加工、およびアップロードを行っていました。しかし、商品数が1000万点を超えたあたりから、人の手に負えなくなり更新も滞り始めてしまいました。
そうなるとお客様の利便性に影響しますし、見ていただける機会が減ってしまうことから、弊社が誇る「商材の多さ」という武器も活かしきれません。また営業担当なのに、営業に時間を掛けられなくなるという問題も生じていました。

そこで弊社のマスタデータを更新すれば、自動的に「SAP Ariba」の情報も更新できる、データ連携の自動化の仕組みを検討することにしたのです。しかし、日頃から開発をお願いしているベンダーさんには、他の案件をご対応いただいていたこともあり、今回はスケジュールに十分な余裕がない状況でした。早期の環境構築が難しい可能性があったことから、並行してご支援いただける新たなベンダーさんを検討することにしました。

アズワン株式会社 EC企画部 EC企画グループ グループ長 谷崎 雄大 氏


箱田氏 
データ連携のためのツールは、最初からASTERIA Warpを想定していました。
ASTERIA Warpは既に弊社ECサイトでも活用している箇所があり、とても安定していたからです。膨大な商品データの情報更新を高頻度に行ったとしても、問題なく稼働してくれるという安心感がありました。

また、ノーコードで開発できるという点もポイントでした。ベンダーさんにしっかりした雛型を作ってもらった後は、それを活用しながら、内製化できるところは自分たちでもやっていきたいと考えていました。


――ASTERIA Warpのベンダーとして、パナソニック デジタルを選定された理由を教えてください。

箱田氏 ASTERIA Warpの開発経験が豊富だったこと、そして弊社の環境にそのまま採用できるようなテンプレートをたくさんお持ちだったことが、理由として大きいですね。
実は以前からパナソニック デジタルには、弊社のクラウド環境とデータベースのインフラの一部をお任せしていました。そこでのやり取りや対応にも安心感があり、選定を後押ししてくれました。

アズワン株式会社 チーフテクニカルマネージャー DX推進本部 DX推進部 箱田 真一 氏

人の手を介すことなく、さまざまなデータを連携・加工

――ASTERIA Warpの導入状況を教えてください。

箱田氏 2024年11月に最初の開発がスタートして、現在までに次の3つのプロジェクトを構築していただきました。


①「SAP Ariba」上の商品情報加工・更新
まずは本来の導入経緯でもある、お客様側の集中購買システム「SAP Ariba」に向けて、弊社商品情報を加工、および更新する業務に活用しています。具体的には、OCI上の弊社商品情報とクラウドストレージ上の価格データをASTERIA Warpで取得加工し、お客様ごとの「SAP Ariba」のAPIが受け取れる状態に商品データを分割加工して、アップロードするという仕組みです。

以前は年に1回が限界だった更新作業が、ASTERIA Warpのお陰で月に1回更新できるようになり、「SAP Ariba」の商品情報を常に最新化できるようになりました。お陰で検索の優位性が高まり、販売機会の増加につながっています。


②大手ECサイトの価格情報の取得
弊社が大手ECサイトに出品している商品を、他社の出品で価格変動がある場合にAPIを用いてデータを取得、特定のルールに基づいて新たな価格を設定して、ECサイトへインポートするためのCSVに成形するまでをASTERIA Warpで行います。

元々EDIで価格情報を連携しており、その価格計算をExcel上の手計算からASTERIA Warpに変更し処理を実装したので、弊社側での工数もほぼ増えていません。


③データ分析基盤の作成
弊社運営のECサイトのアクセス解析データ、他社サイトからリクエストされる横串検索の履歴や応答内容、基幹システムに登録されないデータなど、散り散りになったデータをASTERIA Warpで取得、リレーション、クレンジングなどを行い、社内のBIツールに読み込める状態に整えています。 
今後はこれらのデータを使って、売上増減の要因追求など、社内のデータ分析を進めていこうと考えています。

3社から10社へ連携を増やし売上拡大を見込む

――導入効果について教えてください。

榊󠄀原氏 まず①については検索性を高め、お客様の利便性を向上できています。パナソニック デジタルの支援でまず3社と連携し、その後は作成してもらった連携のテンプレートを使って内製し、10社へ連携環境を構築することができました。
また、更新のたびに担当営業5~7人がそれぞれ3営業日かけていた業務がなくなり、かなり業務軽減しました。現場では「嬉しい」「解放された」など喜びの声が届いていますし、商品数が今以上に増えることに対するプレッシャーや、それに伴う抵抗感もまったく聞こえてこなくなりました。

②については、商品数が多すぎるゆえに実現困難だったにもかかわらず、情報取得から新価格の登録まで半自動化することができました。検索の優位性が高まり、大手ECサイトに積極的に商品を出せるようになったことで、大きな売上向上も見込める状況となっています。また各営業の手作業がなくなったため、「営業が本来の業務に集中できるようになった」、「転記ミスがなくなった」といった効果も得られています。

アズワン株式会社榊󠄀原 蒼司 氏
アズワン株式会社 EC企画部 EC企画グループ 榊󠄀原 蒼司 氏

現場に寄り添う姿勢と長く使える成果物を高評価

――パナソニック デジタルについての評価を教えてください。

箱田氏 対応にも成果物にも、とても満足しています。


●対応について
箱田氏 私たちが理想とした「アジャイルに開発を進めたい」という思いに寄り添ってくれて、高頻度にやり取りしながら、データ連携環境を作り込んでいただけたのは良かったですね。こちらからの問い合わせや要望にも、対応がとても素早く丁寧で、内容も的確でした。

「今はこういう状態です」と、途中経過もちゃんと伝えてくれる点も、着実に進んでいる感覚があり、ありがたかったです。

榊󠄀原氏 我々EC企画グループのような、ITの専門家ではないメンバーに対しては、専門用語などを分かりやすく噛み砕きながら説明してくれるところも助かりました。とても相談しやすかったです。



●成果物について

榊󠄀原氏 成果物もしっかりしていて、安定稼働するデータ連携環境はもちろん、中身のコードがとても分かりやすく出来ていました。テーブルの定義書や設計書などのドキュメントも、こちらが理解できる形で残してくださっていたので、後々の改修やメンテナンスのことまで考えて納品してくれているのだろうなと感じました。

私は、プロジェクトの途中から参加したメンバーですが、こうした対応や成果物のお陰で、スムーズに業務に入っていくことができたと思っています。例えば①のプロジェクトについては、パナソニック デジタルが作ったお手本を参考にしながら、私が中心となって取引先とのデータ更新環境を内製で構築することができました。


ASTERIA Warpを「なんでも繋がるプラットフォーム」に

――今後の展望を教えてください。

谷崎氏 直近の目標としては、扱えるメンバー、扱うデータの範囲をもっと広げたいと考えています。中長期的にはASTERIA Warpが「なんでも繋がるプラットフォーム」になってくれることを期待しています。ECサイトに限らず、さまざまなシステムや、別の部門にもデータ連携を通した業務改善を進めていきたいですね。

その実現のためにパナソニック デジタルには、今、我々が溜めているデータをどう活用できるか、またデータ分析をどう進めるべきか、などのご提案をぜひお願いできればと思っています。


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当社担当からひとこと

根来 尚希
アズワン様では1000万点以上の圧倒的な商品情報があるため、スピーディーかつ効率的なデータ連携が売上拡大の肝となっております。以前はインフラ部分のみのご支援でしたが、データ連携というeコマース事業の根幹に携わることができ、大変嬉しく思っております。今後はデータ連携範囲の拡大にとどまらず、その利活用についてもご提案、ご支援させて頂きたいと考えております。

取材︓2026年2月6日 
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