基幹刷新への対応と、企業統合のシステム課題を解決
「パナソニック デジタルしかない」と感じた伴走力とは

MP五協フード&ケミカル株式会社様ASTERIA Warp事例
数万点を超える「食品」や「化成品」の製造・販売に携わっているMP五協フード&ケミカル株式会社は、基幹システムの刷新に合わせた周辺システムとの連携、サブシステムの実装、そして企業統合に伴う外部システムとの連携をパナソニック デジタル株式会社(以下、パナソニック デジタル)に依頼。
ASTERIA Warpを活用することで、短期間での開発を実現させました。

導入のポイント
ASTERIA Warpで新基幹システムを補完する周辺システム連携とサブシステム構築
連携基盤を再構築し短納期で企業統合に伴う外部システム連携を実現

要件対応に終わらず業務と将来を見据えて最後まで伴走するパートナーとしての姿勢
課題
  • 基幹システムの刷新に伴う周辺システムとの連携

  • 外部システムとの連携が必要となった企業統合に伴うシステム連携

  • 基幹システムを大規模改修せずに業務機能の実装方法を模索

解決
  • 新基幹システムと周辺システムを柔軟に連携

  • 外部システム連携を再構築し企業統合を円滑に実現

  • 基幹システムを補完するサブシステムを構築

「未来図」を描き、先を見据えた提案力がベンダー選定の決め手

――パナソニック デジタルにデータ連携の開発を依頼した経緯を教えてください。

大杉氏 最初のきっかけは、2023年に基幹システムの刷新が決まったことです。
新たな基幹システムを導入するにあたって、周辺システムとの連携は必須でした。システム間を繋ぐには、なにかしらのツールが必要だったのです。その時に思い浮かんだのがASTERIA Warpでした。

実は過去に、基幹システムとはまったく別システムの連携基盤としてASTERIA Warpを導入しており、データ連携を開発してくれるベンダーさんを探すことにしたのです。そこでまずは8社のベンダーさんに提案依頼を掛けて、その中で最も提案内容に期待感を持てたパナソニック デジタルに依頼することを決めました。

MP五協フード&ケミカル株式会社 経営管理本部 システム部 システム企画課長 大杉 昌平 氏


――8社の中からパナソニック デジタルを選定した決め手はどこだったのですか?

大杉氏
 一番の決め手は、単なる要件回答ではなく、弊社のことを深く理解したうえで、3ステップの未来図を描いてくれた提案書だったことです。 加えて、開発の生産性まで見据えた、共通部品やテンプレート化の具体的な提案が盛り込まれていた点も大きなポイントでした。

●「当社の先」を本気で向き合ってくれた提案だった
提案書では、我々がお願いした内容を「1stステップ」と位置づけたうえで、「2ndステップ」「3rdステップ」と段階的に発展させ、5年先を見据えた未来図が示されていました。 単に言われたことを形にするのではなく、「当社にとって、どう進めるのが最善か」を本気で考えてくれていると感じましたね。

●今後の開発・運用まで考えた、生産性重視の設計思想
また、データ連携の中で共通する「ログ出力」や「エラー処理」といった処理をテンプレート化・共通部品化することで、開発の効率と品質を高めようという提案もありました。 システムとしての完成だけでなく、今後の開発や運用まで見据えた、生産性の高い設計になっている点が非常に魅力的でした。

基幹システムとの連携・サブシステム構築にASTERIA Warpを活用

――ASTERIA Warpの導入状況を教えてください。

大杉氏 弊社ではASTERIA Warpで、大きく2回の連携開発をしました。
1回目は、新たな基幹システムとその周辺システムの連携です。具体的には、社内で活用している帳簿システム、品質管理システム、BIツールなどに入力されたデータを基幹システムに入れたり、基幹システム内のデータを取り出して同期させています。

瀬川氏  2回目は、2024年のメディパルフーズ株式会社との企業統合に際してのシステム開発です。メディパルフーズ時代に使っていた取引先・仕入先との連携を現在の基幹システムで再現できるよう、 ASTERIA Warpで連携開発を行うというものでした。受注取込システム、補充在庫発注システム、オンライン発注システムなど、基幹システムと連携するサブシステムをパナソニック デジタルに開発してもらっています。

元々現在の基幹システムでEDI取引を行っていなかったため、EDI関連システムと連携できるようになった点は非常に大きかったですね。今後、EDI取引に対応できること自体が、弊社の競争力の一つになると考えています。


MP五協フード&ケミカル株式会社 経営管理本部 システム部 システム企画課 主任 瀬川 隆之 氏

連携開発にとどまらず、販売業務全体を見据えた提案力

――2回目の開発依頼でも、引き続きパナソニック デジタルを選んだポイントを教えてください。

大杉氏 短納期で開発を行う必要があり、信頼できる企業と、安定した体制で支援してくれるチームにお願いすることが一番と思ったからです。

実は企業統合によるシステム開発では、会社から「1年でやるように」と方針が示されてました。しかし開発の内容を考えると、1年で終わらせることはかなり難しかった。また基幹システムそのものを触るとトラブルの元になるので、別システムで進めようと考えていました。
そうなるとこの難しいプロジェクトは、周辺システムに詳しく、我々の業務やシステムも熟知しているパナソニック デジタルと、ASTERIA Warpしか実現できないと思いました。

パナソニック デジタルはASTERIA Warpのための専任チームを持ち、前回の基幹システムリプレイスでも我々の業務やシステム構成を深く理解したうえで開発を進めてくれたので、「今回も同じレベルのチーム体制で対応してほしい」と自然に思い、その旨を伝えて実現しました。
蓄積された知見と弊社システムへの深い理解をもとに開発を進めていただいたことで、無理のあるスケジュールだったにもかかわらず、プロジェクトは順調に進みました。

初期流動期には、一部エリアでマスタ不備や業務差異に起因する混乱も見られましたが、出荷・物流を停止させる事態には至らず、現地立ち会いと関係各社連携による集中的な対応を継続しました。結果として、稼働後短期間で運用は安定し、プロジェクト全体としては計画どおり完遂することができました。



システム構成図

――パナソニック デジタルの対応をとても高く評価されているのですね。

大杉氏 業務理解や販売システムに関する知識を備えたメンバーがチームとして関わってくださり、終始「一緒に考える」姿勢で対応してくれた点が非常にありがたかったです。

特に印象に残っているのが、周辺システムの知識の深さと当事者意識です。事前の打ち合わせでは「なぜこの連携を入れたいのか?」「どういう背景でこのシステムを作りたいのか?」といった、本質を確認する問いを多く投げかけてもらいました。

単に要件通りに作るのではなく、ホワイトボードを使って全体像を客観的に整理しながら、連携開発にとどまらず、基幹システムや販売業務全体の流れにどう落とし込むべきかをチームとして率先して検討してくれた点も、非常に好印象でした。そうしたやり取りを通じて、業務や背景をチーム全体で理解したうえで開発が進んでいった印象があります。


瀬川氏 開発中も「こういうケースは考えられますか?」「こういう入力が発生しそうですが問題ありませんか?」といった先回りした確認を何度もいただきました。その積み重ねがあったからこそ、こちらの意図や要望をしっかり汲み取った、実運用に耐えうるシステムに仕上がったと感じています。


詳細な手順書を活用してシステム開発の一部を内製化

――導入効果について教えてください。

瀬川氏 基幹システムにも開発すれば在庫管理を行える仕組み自体はありましたが、直接開発することと比較して、ASTERIA Warpを活用することで、コストを抑えながら短期間での開発を実現できました。

現在、メディパルフーズ時代の商圏に限定展開しているEDI取引などを、開発したシステムをさらに拡張して他の地域に横展開していくつもりです。また、一部のシステム開発を内製化できたことも今回得た効果です。

パナソニック デジタルに開発してもらったシステムには、後から我々が改修・拡張できるよう、詳細な「手順書」が残されています。それを基に、システムを横展開できています。今後は手順書にある範囲の開発は内製化して、難易度が高いものはパナソニック デジタルにお願いするという棲み分けができそうです。



――お二人にとって、ASTERIA Warpとパナソニック デジタルはどのような存在でしょう?また、今後の展望を教えてください。

瀬川氏 ASTERIA Warpは、サブシステムを実装できる武器のような存在です。我々としてはできるだけ基幹システムには変更を加えたくない。今や基幹システム周りで不便なことがあれば、まずASTERIA Warpを使った解決を考えるようになりました。

大杉氏 今後は、開発したシステムのカスタマイズをしながら横展開させることと、基幹システムだけではできない入力画面のUI変更を実現させたいですね。
そうした実現のために、パナソニック デジタルにはぜひいろんな提案をしてくれることを期待しています。もしASTERIA Warpで実現が難しければ、別のツールや手法を使った解決策の提示でも構いません。パナソニック デジタルとは今後とも長くお付き合いしていきたいと思っていますから。



パナソニック デジタル に相談してみる

当社担当からひとこと

竹井 宏介
お客様との対話を重ねながら、「なぜその連携が必要なのか」「次に何が起こり得るのか」を一緒に言語化し、設計に落とし込めたことが、短期間でも安定したシステム構築につながった最大の要因だと感じています。今後の連携拡張や内製化といった次の取り組みに対しても、システム刷新や企業統合のような大きな変化の中で、安心して任せていただける“最後まで伴走するパートナー”として、引き続き支援していきたいと思います。

取材︓2026年2月26日 
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